4S1Kをベースにした現場力
一般的な企業で用いられるのは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の”5S”です。しかし名北工業では「躾」でなく、社員が自発的に守る「規律」の言葉を使い、”4S1K”とし、一人ひとりの意識の向上を図っています。
環境づくりの4S、人づくりの1Kをベースにしくみづくりを行い、お客様に信頼される品質を提供し続ける現場力の構築に努めております。
環境づくりの4S、人づくりの1Kをベースにしくみづくりを行い、お客様に信頼される品質を提供し続ける現場力の構築に努めております。
自工程完結活動による品質の作り込み
品質を工程で作り込むことを目的として、すべての作業を要素単位に細分化、各要素単位ごとに良品条件を確立させ、その条件を遵守するとともに、継続的改善を推進しています。「後工程はお客様」の考えのもと、最終製品で品質を保証するのではなく、各工程それぞれで品質を作り込むことで「不良を作らない・流さない・受け取らない」の基本を徹底し品質の安定化を図っております。
異材防止・トレーサビリティー
線材(素材)を受入した段階でバーコードラベルを取り付け、それを各工程で読み込ませることで投入ミスの防止を図っています。さらに、その情報を一元管理し製品の製造履歴の追跡が容易となる様にしています。また、各種検査機器と連携し情報収集するしくみを構築し、検査作業の簡素化や判定の自動化を図っています。
取扱いキズ防止
材料のハンドリング時に発生する可能性のあるキズについて、種々の対策を実施しております。線材(素材)の受入から製品の出荷に至るまで材料が接触するあらゆる箇所を、樹脂やゴムなどの緩衝材で保護したり、天井クレーンや自動搬送台車を多用し、材料搬送時のフォークリフトの使用を最小限におさえています。また、各工程での作業前後での外観検査と出荷前の検査に注力し、不具合の未然防止と流出防止に努めております。
統計的手法を活用した品質管理
各工程において操業状態とできばえの品質データを蓄積し、「管理図」や「ヒストグラム」などにより水準管理を徹底しています。その結果をきめ細かく分析し、工程内不良の未然防止、工程の安定化を図っています。
製品検査
最終の製品検査では、機械的性質の測定値をPCへ取り込み、お客様との仕様に合致しているかを自動判定するとともに、水準管理を行っています。